孫たちとの時間、我が子の保育所時代を思い出しました。猫ちゃんたちはどこに・・・
朝、保育所に送って行こうと家を出ようとした瞬間、子どもが
「トイレ行きたい、うんち出る〜。」
と、いう。
「仕事に間に合わない。」
一瞬、頭をよぎる。
夫は、
「もう家を出ないと遅刻するから・・・。」
と言って、わたしと子どもを置いてさっさと家を後にする。
「あっ私も遅刻しそうなんだけど・・・。」
子供をトイレに行かせ、保育所に向かい、職場へ・・・
「間に合った・・・」
夕方になり、保育所のお迎えの時間が近づく。
「間に合わない」
家に仕事を持ち帰り、必死で、保育所へ向かう。
我が子がぽつんと待っていた。
ある時、我が子に言われた。
「お母さんはいつも後ろ向いてる」
と・・・
朝、子どもを保育所に送って行った後、我が子に背を向けて、職場へ向かおうとする母の姿を見て、幼いながらも思ったのであろう。
我が子は、母のわたしに訴えていた。
「ちゃんと、ぼくを見て。」
と・・・。
そんな日々も遠い昔の話です。
今、娘がわたしと同じようなことをやっています。
常勤で、海外出張となると、お迎えに行けません。
朝は娘の夫が保育所に送って行きます。
お迎えはわたしです。
わたしの姿を見ると
「おばあちゃ〜ん」
と言いながら、走り寄ってきます。
ご飯を食べさせ、一緒に遊びます。
今はクルクル棒にはまっていて、いっしょに広告紙をクルクルクルと丸めます。
それで、剣や時計、クルクルキャンディ、メダルなど色々作ります。
夜10時ごろ、娘の夫が迎えに来てくれます。
子どもの小さい頃、私の夫は仕事の帰りが遅くて、わたし一人で必死でした。
「保育所の送り迎え、頑張っていたなあ。」
「時々、一人で、しんどすぎて、泣いていたなあ。」
なんて思い出します。
子育てが終わってしまえば、なんてことはありません。
楽しかったなつかしい思い出に変わります。
今は、わたしと猫2匹で静かに暮らしています。
孫が2人来ると、猫ちゃんはどこかに隠れて姿をあらわしません。
孫たちが帰った途端にどこからかあらわれてきます。
お腹が空いているので、餌を必死で食べます。
お腹が落ち着いたら、わたしに擦り寄ってきて、ゴロゴロゴロゴロ喉を鳴らして、甘えてきます。
孫を保育所に迎えに行き、一緒に過ごしている時に昔のことを思い出しました。
でもあの時のように自分に体力がないので、本当に疲れます。
娘の夫は何時に迎えに来てくれるかなあ。
孫ちゃんたちとの日々も、いつかは楽しかったなつかしい思い出になるにゃんにゃん。