夜中に戸を爪でかく音がします。カリカリカリ・・・布団を持ってリビングルームへ移動しました。
我が家の中で鍵を締められる部屋は一部屋だけです。
今、海外に住む娘家族が一時帰国しています。
娘は、猫アレルギーです。
寝るときは猫にはいられないように鍵のかかる部屋で過ごしています。
それが、なんとその部屋のエアコンが壊れてしまいました。
エアコンが効く2間続きの部屋に移動しました。
いつもわたしの寝ている部屋です。
鍵が付いていないので、つっかえ棒を戸につけました。
猫ちゃんはどこからも入れません。
夜中に戸を開けようとカリカリと猫の爪を立てる音が聞こえます。
悲しげな声で、泣いている猫ちゃんたち。
いつもは、わたしの横にいたり、
タンスの上からわたし見つめていたり、
わたしの布団の上で寝ている猫ちゃんたちです。
「今夜は部屋の戸が開かないニャン。」
「締め出されているんだニャン。」
「戸を開けてニャンニャンニャーン。」
わたしは、布団を持ってリビングに移動しました。
猫ちゃんたちはチョロチョロとわたしについてきました。
リビングでわたしと猫ちゃんは朝まで一緒でした。
今日は、娘たちにまた違う部屋に移動してもらいます。
その部屋につっかえ棒はもちろんつけますよ。