母のぬりえ 上手にぬっていると思うけれど・・・
急に寒くなりました。
母のところに、上着を持って行きました。
母が
「タンスの中にまだ半袖の服がある」
というので、引き出しを開けると
2着まだ残っていました。
持って帰るように言われました。
母の入所している施設の母の部屋には
タンスが一台に
ベッド、テレビ、テレビ台、机があります。
タンスの引き出しの限られた空間に
服を入れないといけません。
母は、
母のお気に入りの服を
たくさん入れておいてほしいというので、
母のタンスの引き出しは、
パンパンです。
母は、
松平健さんのファンクラブに入っています。
今年もまたファンクラブの入会金を払う時期になりました。
母から振込用紙を渡されたので、
明日、早速郵便局に行って払い込みましょう。
母はわたしに
松平健さんのファンクラブの冊子を読んでと言うのです。
読むと、
これからのスケジュールが載っていました。
12月にディナーショーがあるようです。
元気で参加できるといいなあと
思っています。
母がぬりえを見せてくれました。
ドラえもんのぬりえのノートです。
母は、
ぬりえの色を上手にぬれないので
整形外科に連れて行ってほしいといいます。
手紙を書きたいのに、
字がうまく書けないというのです。
最近物忘れもするというのです。
できないことがあって嫌になるというのです。
できないことより、今できることを考えたらいいよ
と言ったものの
母にとってはなぐさめにしか聞こえません。
整形外科を受診したら、
ぬりえが上手になったり、
手紙を昔みたいに達筆で書けたり・・・
そんな風に思っている母
母がポツンと一言
「寂しいわあ・・・」
上手に歳をとるってどういうことなのかなあ・・・
わたしが今の母の歳
100歳になった時
どんなことを思って生きているのでしょうか。
(と言っても、わたしが100歳まで生きるとは思えない。)